「DTMを始めてみたいけれど、何を揃えればいいのかわからない…」
そんな方のために、現役プロの視点から
「これだけあれば楽曲制作がスタートできる」という必須機材をカテゴリー別5つに厳選し、また講師の経験上の主観も少し含め書いてみました。
1. パソコン(PC)
DTMの核となる機材です。スペックが低いと動作が遅かったり音にも悪影響が出ますので、やる気を削いでしまいます。
快適に作曲・録音など行うにはWindowsならCore i5以上、メモリ16GB以上を推奨します、
Macは現行品なら基本的にどれでもOK。
どちらでも使いたい方で大丈夫です。
※ただしMacの場合は後からメモリを足すことができませんので例えばフルオーケストラ音源などを使用したい方には32GB以上を推奨します。
また生成AIをご自身のパソコンで動かしたい場合などは2026年3月時点では基本的にWindowsの方が優位です。
2. DAWソフト
作曲・録音・編集を行うソフトです。Cubase、Fender Studio Pro (旧Studio One) 、Logic Pro、Ableton Live、FL Studioなど多くの種類がありますが、これからDTMを始める場合にどれを選べば良いか?
それはどんなジャンルの音楽が作りたいかで選ぶことが基準になります、
まず日本国内で人気上位のCubase、Fender Studio Pro、Logic Proの3つはオールマイティーでバンド系からダンスミュージックや劇伴など幅広いジャンルに向いています、またスコアエディタ(楽譜画面で編集)が必要な方にも適合します。
Ableton Live、FL Studio、BITWIG、Reasonはどちらかと言うとダンスミュージックに特化しています。
そして特にこれから始める方に1番のおすすめはズバリFender Studio Proです。
その理由は動作が軽くサクサク動き快適でもちろん制作に最低限必要なシンセやエフェクト類も揃っていて価格も安い、Cubaseは付属のシンセが充実していますがその分価格が高く多機能ですが少し複雑です、
経験上シンセやエフェクトはそれに特化して作っている他のメーカーの物の方が優れていたりするので
(例えばSerumやKontakt、またVital Synthなど無料で即戦力のシンセ、あるいはマスタリングエフェクトのOzoneなど)
通常多くのミュージシャンはそれらを後から追加して使っていますので必要なものを後から導入する方が無駄なく効率的です。
Logic Proも良いDAWですがMac限定ですのでもし将来的にWindowsに移行したらそれまでに作ったデータは全て使えなくなります。
またFender Studio Proは楽曲制作においてAbleton Liveのクリップビューような機能も有り、更には生演奏などで同期できるショー・ページ機能なども魅力です。
3. オーディオインターフェース
楽器やマイクの音をパソコンに質の良い音で録音、クリアな音を出すための必須アイテムです。これがあるだけで、再生される音の解像度が劇的に上がります。
価格は様々ですが最初は1万円台~5万円台位の価格帯で同時に録音したい入力端子の数やDJ機材やオーディオ機器からステレオ録音したいかなどの条件に沿って決めるのが良いでしょう。
4. モニタースピーカーとヘッドホン
DAW用モニタースピーカーもDTMには欠かせない機材です、無くても一応曲を作る事はできるので後から揃えても良いのですがミックス作業をご自身でやる場合は必須アイテムとなります、またスピーカーを鳴らせない環境でも、制作専用のヘッドホンがあれば繊細な音の調整が可能です。リスニング用などの低音が強調されていたりするものでは無く「フラットな音」が出るものを選びましょう。モニター用スピーカーもヘッドホンもピンキリですが割と低価格帯のものでも優秀な機材は有りますのでお気軽にご相談ください。
5. MIDIキーボード
マウスだけでも作曲はできますが、キーボードがあると直感的にメロディを奏でられます。25鍵〜49鍵程度のコンパクトなものが、デスクの上でも邪魔にならずおすすめです。
あるいはDAWソフトにはパソコンのキーボードを使ってMIDIキーボードの代わりにできる機能が有ります、演奏はさすがに厳しいですが音色の確認などはできますので後から必要だと感じた時に買っても問題ありません。